よいこの宮古島ガイド 1 


マダムの執念がみのり、あきらめていた沖縄旅行がついに実現することになった。

今回宿泊した
アトール・エメラルド・ホテル

 停滞していた「台風二十号」も、迷走をくり返したあげく、やっと沖縄から離れていく気になってくれたようだ。
 今回はいつもと違い、宮古島一カ所だけの滞在だ。
アレも観てみたい、こっちも行きたいという気持ちもあるが、一カ所でじっくりと腰を落ち着けるというのもこれはこれでいいものだ。
 今回は「ポプラツアー」とやらで、3泊4日ホテル、朝食付き、旭川空港発着で驚きの\51,000
ホテルも全室オーシャン・ビューという豪華版だ。

10/16の営業を終わり、後かたづけなどをして眠ったのは朝の四時頃。
飛行機は旭川空港 am 9:56 なので、余裕を持って朝7時に出発だ。
美瑛まわりで行ったのだが、驚くほどスムーズに進んで空港に着いたのは8時半。
ま、余裕があった方がいいんでないの?と、思ってくつろいでいたら、とたんにアナウンスが聞こえた。
 なんでも羽田空港で電波障害があったとからしく、飛行機は40分遅れるという。
ちょっとちょっと、それでなくても乗り継ぎがギリギリだっちゅうのに、一体なんだっちゅーの?
 また北朝鮮がなにか悪さでもしてるんでないべな。
もうここまできたら、北朝鮮だろうがいかりや長介だろうが、だれにも邪魔はさせないぞ。

 さりげなく、係員に乗り継ぎのことを聞いてみると、羽田空港のトラブルなので、たぶん那覇行きも遅れるだろうという。
なるほど、まんべんなく遅れて順送りになるっちゅうことかい。
 あんまり、急いで落っことされても困るので、ここはジッと指示を待つことにした。

ふだんならビールの一杯でも・・・というところだが、何しろ連日の過剰摂取でアルコールは供給過多の状態だ。
 酒を飲まなきゃ何もすることがないとは、なんて貧しい人生だこと。
 そうこうしているうちに、アナウンスが入り、40分遅れで、我々は旭川空港を無事飛び立った。

 やれやれ、ひと安心と思っていたら、今度は羽田空港の上空で、40分旋回だと。
どーなってんのよ、まったく。もう。
 やっと羽田に降り立ったら、係員のいうとおり那覇行きも定刻をかなり遅れていた。
遅れる情報だけは信頼できるね。
 係員にせっつかれて、飛行機に乗り込み、あとは那覇空港で宮古島行きに乗ればいいわけだ。
 那覇空港じゃそろそろアルコールも抜けてるだろうから、オリオンの生でもギュウーッといってみるかと、のんきなことを考えていた。
 しかしふとイヤな予感が・・・・。
 遅れているのは、羽田空港だけで、那覇空港は定刻通り飛んでるんじゃないの?
ってことは、われわれが乗るはずのpm 15:00発宮古島行きはどうなるわけ?
今回も初っぱなからトラブルかい。
はたして、われわれ夫婦は今日中に宮古島に着けるのであろうか?

波瀾万丈を予感させつつ、パート2に続く。