南関東あたふた道中 一

 浅草で前ちゃんと合流し、浅草の対角線上にある中目黒まで行く。


はからずも東京半周ってわけだ。
そこから私鉄に乗って「学芸大学前」まで移動。
「駅を降りたらすぐわかるよ」となぎらさんが言っていたとおり、目指す「らくらく」はすぐ見つかった。
3階にある店に入ってなぎらさんと再会。
個室のたくさんあるお洒落な雰囲気のお店です。

 まずは再会を祝ってビールで乾杯。
肝心のもんじゃは、20代の頃一度食べたっきり。
みんなよくわからないので、なぎらさんにオーダーはおまかせする。
「じゃ、人気のあるヤツにしましょうか」ということで、「チーズ明太もんじゃ」を注文。
そのほか「チャンジャ」「イカのゴロ焼き」「鮭のチャンチャン焼き」なども注文する。

 それにしても「チャンジャ」は別として北海道からやってきて、わざわざこういうオーダーにしなくてもいいとおもうのだが・・・。
 やってきたもんじゃをなぎらさんが手際よく調理してくれる。
お好み焼きの「ヘラ」を小さくしたような「はがし」というヤツにくっつけて食べるのだが、さすがなぎら御大、「マイはがし」を持っている。
しかもその「はがし」には江戸文字で「なぎら」の刻印入り。
さすがですな。
 そのあとも「ベビースター・ラーメン入り」やオーソドックスなもんじゃなどを注文し、すっかりもんじゃ三昧。
 ほとんど初体験のこのもんじゃ焼き、ここの味がいいせいもあるんだろうがお好み焼きと違い、腹にたまらないので酒の肴にピッタリ。
 なぎらさんも終始機嫌よく、秘蔵の焼酎を出してくれたり、いろいろな裏話を聞かせてくれたりと楽しい時間を過ごすことができた。

看板も暖簾もセンスがいい 最初はヘラでキャベツをしつこいぐらいに細かく刻むのがコツだとか じつに親切に接待していただきました。まるでなぎら洋行?

 北海道だろうと東京だろうと、楽しい時間はあっという間に過ぎるのが世の常。
芦別では味わえない「終電」の時間が近づいてきた。
 なにしろ茅場町の前ちゃんと違って、われわれははるか遠くの浅草。
名残を惜しみつつ会計をすまし店を出ようとすると、レジの前にあった駄菓子コーナーからこれでもかとおみやげを袋に入れてくれる。
 なんともありがたいことでござんす。
以前シバさんに「なぎらさんが遊びにおいでといってくれてるんだけど、迷惑じゃないだろうか?」と聞いたら「東京っ子は、自分から誘ったら絶対裏切らないから。逆に行かないとへそを曲げるよ。誘ったからには目一杯もてなさなきゃ江戸っ子の恥よ」といっていた。
 その言葉通り目一杯もてなしていただきました。
さぁそっから先は走った走った!!
どの乗り換えもドアが閉まる直前の駆け込み乗車。
最後の浅草行きの乗ったときはすっかり酔いも醒めてましたわ。

 閑散とした夜の浅草を横切り、ホテルで締めのビールをグイッとやって御就寝。
なんとも怒濤の一日でした。
 さ、明日は母と合流して、三浦半島でマグロとご対面だ!!

いろいろな駄菓子を詰めてくれました なんとも贅沢な時間をありがとうございました

今年のテーマ「人と出会う旅」。
三浦半島ではどんな出会いが待っているのか?
その6につづく