南関東あたふた道中 一


平成十九年十月十四日日曜日。

日の出桟橋近くの公園にあった謎のオブジェ
ハニワのような表情が恐い・・・。


マダムと妹と3人で母の古稀のお祝いを口実に、東京、三浦半島、湘南あたりを旅することにした。
利用するのは道民の翼「AIR DO」。
割引適用で片道お一人様約\12,000のお得なチケットだ。
千歳空港 am 9:05発 羽田空港 am 10:35 到着予定。

前日の営業も滞りなく?終了し、安全祈願祭の祝杯をマダムとかたむけ、床についたのは夜中の二時三十分。
起床予定時間は五時三十分、3時間の睡眠・・・。
はたして無事起きることができるのか?
・・・・という心配通り、案の定妹のインターフォンの音で目が覚めた。
誰が押したものやら目覚ましのスイッチは見事に切られていたのである。
責任を押し付け合いながら、顔だけは笑顔を取り繕い妹の車に乗り込む。
もし妹が迎えに来なければ、羽田到着時間頃にノソノソ起きていたことであろう。
なんとも今回の旅を象徴するような爽やかな出だしだった。

急げ!!伊藤家・・・


途中これといった障害もなく、車は無事千歳へ着いた。
まったくオープニングからこのザマとは先が思いやられるわ。
さすが道民の翼AIR DOは、こんなわれわれを無事羽田まで届けてくれた。
さて南関東あたふた道中のはじまりだ。

いつもは京浜急行で品川まで出て山手線に乗るのだが、今回は初めて水上バスに乗ることにした。

水上バスの前にたたずむ栗原小巻


味気ない電車より、隅田川を眺めながら浅草までいく方が気持ちがいいに決まっている。
ってことで、東京モノレールに乗り浜松町まで。
そこから水上バス乗り場のある日の出桟橋まで歩く。
・・と簡単に書いたが、その道のりの遠いこと遠いこと。
初っぱなから足が棒になりました。

日の出桟橋から浅草までの所要時間は約四十分。
料金はたしか八百円程度。
かちどき橋など隅田川をまたぐたくさんの橋を眺めているうちに、船はあっという間に浅草に到着。
さぁ、そろそろ腹も減ってきたし、浅草で下町の味でも楽しむか!!
といいつつ、ここにいたってまだ「天ぷら」にするか「うなぎ」にするか迷っているわれわれであった。
さてどうする?伊藤一家!!


 腹を減らしつつ、その二へつづく